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事例・実績
<管理部門コンサルティングインタビュー>

ミドルデータベース活用で委託契約の適正化に成功

公立大学法人奈良県立医科大学様

2023年4月17日

話し手

公立大学法人奈良県立医科大学 法人企画部 財務企画課 課長 上野様

聞き手・ライター

田畑紗恵子

本日はよろしくお願いいたします、まず初めに御社の自己紹介をお願いします。

上野(奈良県立医科大学)
当法人は公立大学法人奈良県立医科大学と言いまして、平成19年の4月に設立しております。その前は奈良県の一組織の県立大学と付属病院でしたが、平成19年に地方独立行政法人法に基づきまして、独法化しました。

業務としては医学生看護学生、医者と看護師を育てるという大学の部門と付属病院の運営です。
900近い病床があり、地域の拠点病院として、県の最終ディフェンスラインとしての役割を果たす病院になります。

その中で私は法人企画部 財務企画課というところに在籍しております。
役割といたしましては、大学、病院全体の財務管理全般を担う部署です。
実は私は奈良県の県庁職員なんですけども、15年前に出向してきまして、財務管理の職務をさせていただいてるという形になります。

ありがとうございます。次にsooupコンサルティングのサービスを導入した背景と当時部署で抱えていたお悩みがありましたら教えてください。

上野(奈良県立医科大学)
きっかけは大学病院内の経営で赤字が出ていて、以前は赤字を消すために収入を上げていく取り組みを行なっていましたが、これ以上の伸びが望めないのではないかというところまで来てしまったので、次の取り組みとして、コストマネジメントを行うことになりました。
ただ、内部の人だけで話し合っていてもなかなか進まないので、第三者の人に入ってもらって業務委託の契約内容が適正かどうかのチェックをしてもらうために会計監事の方にsooupコンサルティングさんを紹介していただき、今回一緒に取り組みをさせていただくことになりました。

次にsooupコンサルティングの第一印象やイメージについて教えてください。

上野(奈良県立医科大学)
そうですね、どのような取り組みや手法でコストマネジメントされるのかなっていうのはすごく興味がありました。

コンサルティング会社を利用することに対しての抵抗感などはいかがでしたか?

上野(奈良県立医科大学)
信頼している方からの紹介と理事長からの指示でしたので、抵抗感は特になかったです。
むしろ、第三者の立場の人に見てもらうことの方が必要だなと思っていましたね。

導入当初に院長にもご参席いただいて、関係部署の方々に説明を行う機会を設けていただいたと伺っておりますが、お話しを聞いた時の関係部署全体の印象はいかがでしたでしょうか?

上野(奈良県立医科大学)
そうですね、正直にお伝えすると、外部コンサルに入ってもらうということは、資料を探したり、やり取りをする業務が増えてしまうので、そういう意味では多少抵抗感はあったと思います。

実際のサービス内容、どんな業務を依頼して取り組んでいたのか教えてください。

上野(奈良県立医科大学)
まず、金額の高い委託契約を4〜5件ほどに絞って、今の契約金額や契約内容が適正かの調査をお願いしました。

お取り組み後の御社の中での変化は何かありましたでしょうか?

上野(奈良県立医科大学)
大きな変化があったかというと、あんまりないですね。
というのも、私が主導でプロジェクトを動かしすぎてしまったところもあるので、現場にあんまり響いていないような気がしています。そこはもう少し現場の人にも入ってもらって話をする機会を作れば良かったと思います。

ただ、無意識だった契約内容を意識するようになって、本当はこのぐらいの値段で契約できるっていう世間一般的な相場を見せていただくと、次に契約交渉した時や見積もりが業者から出てきた時に意識できるので、そういう意味では、全体の変化はあったと思います。

コンサルティングの価格帯はいかがでしたか?

上野(奈良県立医科大学)
安ければ安い方がいいんですけども、他の業者さんと比べても適正価格なのではないかなと思います。

御社とは新型コロナウイルス以前から取り組みを行なっていたと伺っておりますが、コロナ禍でのプロジェクトの進め方はいかがでしたか?

上野(奈良県立医科大学)
直接的な金額面とかに関しての影響はなかったと思うんですが、意見交換したいこととか、お伺いしたいことっていうのはウェブ会議だとなかなか慣れなくてやりにくい面も感じました。直接お話しした方がいろんなことを聞けたり、その他でパッと思いついたことも聞けるので。そういう面では少し意見交換が円滑にできなかったところはちょっと残念でしたね。
ただ、それで結果が変わったかというとそれほど変わらなかったと思います。

コロナ禍ということもあって、お会いできる機会がなかなかなかったんで、今後はいろんな意見交換をして今後の参考になることを引き出していきたいと思っています。

今後のご要望やご期待いただける点を教えてください。

上野(奈良県立医科大学)
もしかしたらすでにあるサービスかもしれませんが、sooupコンサルティングさんに契約の適正金額を分析していただくんですが、実は、ご提案いただいた内容をそのまま反映できなかった時がありまして、「こういう調整をしたらどうですか?」というアドバイスや提案をいただいた上で取引先とのMTGに同席していただくサービスとかがあるといいなと思いました。

特に公的なところに入るなら、今が適正価格なのかという分析も大事なんですが、そもそも価格調整とか素人なんですよね。なので公務員向けの価格調整の指導などがあれば、もっと公的な機関にも広げられるのではないかなと思います。
なので、公的機関の価格調整教育研修プランみたいなものがあってもいい気がしますね。

最後のご質問ですが、sooupコンサルティングをお知り合いにおすすめできますか?

上野(奈良県立医科大学)
そうですね、もし関係機関とかから経費削減や価格調整の悩みを抱えている機関がありましたら、当然紹介させていただきます。

上野様、本日はありがとうございました。

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